一定期間更新がないため広告を表示しています
車両接近通報装置、課題解決はメーカーに(レスポンス)
- 2010.02.03 Wednesday
- -
- 00:19
- comments(0)
- trackbacks(0)
- -
- -
- by tf864zibq1
国土交通省自動車安全局は29日、静かすぎるハイブリッド車や電気自動車(HV/EV)に音を発生させる「車両接近通報装置」の取付ガイドラインを策定した。ガイドラインの要件を満たした装置を、任意で取り付けられるようにして普及を急ぐためだ。
[関連写真]
乗用車の新車販売台数に占めるHVの割合は05年に1.8%(約6万台)に過ぎなかったが、09年(1 - 11月)には15.6%(約30万台)と急速に拡大している。
そのため基準作りを担当する同局技術企画課は、法令に耐えうるルール作りよりガイドラインで製品化を急いだ。しかし、人為的に音を発生させ、コントロールすることは、思ったより困難を極めた。
例えば、音量である。音を上げすぎると騒音になるが、小さすぎると歩行者を気付かせることはできない。音を人為的に発生させることは、携帯電話の着メロを付けるようにはいかないのだ。
ハイブリッド車等の静音性に関する対策検討委員会(委員長・鎌田実東大教授)がまとめた報告書によると、HV/EVの走行騒音は約20km/hでガソリン・ディーゼルエンジン車と同等になる。ガイドラインはそれを根拠として暫定的な目安としたが、低速トルクを重視するトラックと乗用車では発生する音のレベルがまったく違う。具体的に規制値を打ち出すには、さらなるデータの積み上げと検討の時間が必要だ。
「任意の装着をお願いすると、うるさすぎるとか、これでは気がつかないなど、装置の有効性に関わるユーザーの反応が出てくると思う」(技術安全企画課)
また、音質は、さらに規制が難しい。発生させる音が唐突では、自動車走行音であることが聞き手に伝わらない。そのためガイドラインは車両の走行が思い浮かばないような音を排除すると同時に、スピードに応じて音量や音程が変化して、車両の動きを認知しやすいような工夫も求めている。
結局のところは無難にガソリンやディーゼルエンジンを模倣した音になるようにも思えるが、どんな音質にするかは、作り手に任されているのが現状だ。
さらに、国交省側で環境整備が必要なこともある。規制値を決めても、その測定方法をどうするのか。マフラー騒音のように車両検査項目に加えるのかどうか。もし、そうなれば、音量が簡単に調べられる方法が必要だ。
ガイドラインに沿って製品ができれば、そこから議論ができる。むしろ、HV/EV車の静音性に関する対策はそこから始まるような気がする。
音量などの具体的な数値は、今春の公表を目指して検討が続けられているが、車両接近通報装置を義務づける日程は未定だ。
《レスポンス 中島みなみ》
【関連記事】
車両接近通報装置、現行の登録車にも
HV/EVの接近通報装置ガイドラインを作成 国交省
【新聞ウォッチ】日産EVに「エンジン音」搭載へ
国土交通省 特別編集
ハイブリッドカー HV 特別編集
・ <公立高校授業料>滞納8億円 6県170人が出席停止 (毎日新聞)
・ マンション協力金 不在所有者の負担認める 最高裁判決(毎日新聞)
・ <国後沖>露ヘリが日本漁船に照明弾(毎日新聞)
・ 片山氏には大島幹事長が伝える 参院公認見送り(産経新聞)
・ 白樺湖氷燈祭 東京スカイツリーの氷像もお目見え 長野(毎日新聞)
[関連写真]
乗用車の新車販売台数に占めるHVの割合は05年に1.8%(約6万台)に過ぎなかったが、09年(1 - 11月)には15.6%(約30万台)と急速に拡大している。
そのため基準作りを担当する同局技術企画課は、法令に耐えうるルール作りよりガイドラインで製品化を急いだ。しかし、人為的に音を発生させ、コントロールすることは、思ったより困難を極めた。
例えば、音量である。音を上げすぎると騒音になるが、小さすぎると歩行者を気付かせることはできない。音を人為的に発生させることは、携帯電話の着メロを付けるようにはいかないのだ。
ハイブリッド車等の静音性に関する対策検討委員会(委員長・鎌田実東大教授)がまとめた報告書によると、HV/EVの走行騒音は約20km/hでガソリン・ディーゼルエンジン車と同等になる。ガイドラインはそれを根拠として暫定的な目安としたが、低速トルクを重視するトラックと乗用車では発生する音のレベルがまったく違う。具体的に規制値を打ち出すには、さらなるデータの積み上げと検討の時間が必要だ。
「任意の装着をお願いすると、うるさすぎるとか、これでは気がつかないなど、装置の有効性に関わるユーザーの反応が出てくると思う」(技術安全企画課)
また、音質は、さらに規制が難しい。発生させる音が唐突では、自動車走行音であることが聞き手に伝わらない。そのためガイドラインは車両の走行が思い浮かばないような音を排除すると同時に、スピードに応じて音量や音程が変化して、車両の動きを認知しやすいような工夫も求めている。
結局のところは無難にガソリンやディーゼルエンジンを模倣した音になるようにも思えるが、どんな音質にするかは、作り手に任されているのが現状だ。
さらに、国交省側で環境整備が必要なこともある。規制値を決めても、その測定方法をどうするのか。マフラー騒音のように車両検査項目に加えるのかどうか。もし、そうなれば、音量が簡単に調べられる方法が必要だ。
ガイドラインに沿って製品ができれば、そこから議論ができる。むしろ、HV/EV車の静音性に関する対策はそこから始まるような気がする。
音量などの具体的な数値は、今春の公表を目指して検討が続けられているが、車両接近通報装置を義務づける日程は未定だ。
《レスポンス 中島みなみ》
【関連記事】
車両接近通報装置、現行の登録車にも
HV/EVの接近通報装置ガイドラインを作成 国交省
【新聞ウォッチ】日産EVに「エンジン音」搭載へ
国土交通省 特別編集
ハイブリッドカー HV 特別編集
・ <公立高校授業料>滞納8億円 6県170人が出席停止 (毎日新聞)
・ マンション協力金 不在所有者の負担認める 最高裁判決(毎日新聞)
・ <国後沖>露ヘリが日本漁船に照明弾(毎日新聞)
・ 片山氏には大島幹事長が伝える 参院公認見送り(産経新聞)
・ 白樺湖氷燈祭 東京スカイツリーの氷像もお目見え 長野(毎日新聞)
- コメント
- コメントする
- この記事のトラックバックURL
- トラックバック
- calendar
-
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
- sponsored links
- selected entries
-
- 車両接近通報装置、課題解決はメーカーに(レスポンス) (02/03)
- archives
-
- June 2010 (2)
- May 2010 (3)
- April 2010 (6)
- March 2010 (15)
- February 2010 (25)
- January 2010 (4)
- recent comment
-
- 元民主・岩國氏が自民政調会顧問に(産経新聞)
⇒ ウケミン (07/15) - 元民主・岩國氏が自民政調会顧問に(産経新聞)
⇒ 黒きとう (07/01) - 元民主・岩國氏が自民政調会顧問に(産経新聞)
⇒ とろろいも (01/17) - 元民主・岩國氏が自民政調会顧問に(産経新聞)
⇒ ガトリング白銀 (01/11) - 元民主・岩國氏が自民政調会顧問に(産経新聞)
⇒ ソルバルウ (01/03) - 元民主・岩國氏が自民政調会顧問に(産経新聞)
⇒ 玉木よしひさ (12/30) - 元民主・岩國氏が自民政調会顧問に(産経新聞)
⇒ ポリエモン (12/21) - 元民主・岩國氏が自民政調会顧問に(産経新聞)
⇒ ゴンボ (12/18) - 元民主・岩國氏が自民政調会顧問に(産経新聞)
⇒ パイン (12/14) - 元民主・岩國氏が自民政調会顧問に(産経新聞)
⇒ ポロネーゼ (12/05)
- 元民主・岩國氏が自民政調会顧問に(産経新聞)
- links
- profile
- search this site.
- mobile
-